両学長と一緒にお勉強 タルムードより  金の冠をかぶったスズメ

両学長

両学長と一緒にお勉強 タルムードより  金の冠をかぶったスズメ

今、世の中に増えています。

私自身、この動画を見てなかったら金の雀をやっていたと思います。

さて、金の冠を被った雀とは?

 

タルムードとは金融に強い世界に0.25%しかいないユダヤ人の金融教育のベースとなるものです。

ヘブライ語で書かれたもののみが聖典と呼ばれるそうです。ほかの言語に翻訳されていると、誤訳の可能性があるからだそうです。

 

昔々、ソロモン王というユダヤの偉大な王様がいました。

ソロモン王は、鷲の背中に乗って国中を回り国土を見回っていました。

そんなある日、エルサレムから戻る際、体調に異変が。鷲の背中から落ちそうになりました。

それを見ていた雀たちが集まり、王を支え転落を防ぎました。

そこで王は雀たちに「何でも好きなものを与えよう」といわれ、

集まり相談し、あるものが欲しいといいました。

「ソロモン王と同じ金の冠が欲しい」

それを聞いた王は「それは良い考えではないな、ほかにないか?」と諭しました。

いつでも水が飲める水場や、身を隠せるブドウ畑なども候補に挙がっていましたが、

やはり「金の冠がほしいです」と言い、金の冠をすべての雀にいただきました。

 

そこから雀たちの生活は一変。

いままで見向きもされなかった猟師から、冠を被ることで狙われ、

天敵の鷲や鷹からも冠があるばかりに狙われ、エルサレムの雀は5匹だけになってしまいました。

命からがら王のもとにたどり着いた雀は「もう王冠なんていりません。お返しします」

と話し冠をとり、普段の生活を取り戻し、時間をかけて元の数に戻りました。

 

では、この話で何を伝えたいかというと、

財産を見せびらかすと、身を亡ぼすということです。

この手の話も世界中に残っているそうです。

この真理の面白いところは、やってる本人は自覚がない

自分が雀だという自覚もない。

だから結局、猟師(強者)に狙われる。に行き着くわけです。

①人に見せつけた財産は狙われる。

②ほとんどの人は雀だということ。

③適正な報酬を得る

①から解説

①人に見せつけた財産は狙われる。

ビジネスで成功した経営者は、ブランドを身にまとったり、高級車乗り回したり、いろいろと見せびらかしたくなってしまうようです。

こういうお金持ってる感を出すと、どこに行ってもVIP扱い。

大事にしてもらえるんです。

ただ、なぜか?と考えるとサービスする側は本人を見ていません。

見ているのは頭の上の金の冠を見ているのです。

ここにお金がありますよ。狙ってください。と言っているのと同じです。

ソロモン王が「良い考えではないな」といったのはここが理由です。

 

②ほとんどの人は雀だということ。

どこまで行っても雀は雀なんです。

年収1000万。こんな単語憧れますが、金持ちの世界に入れば、ちょっとマッチョな雀。

猟師に狙われればひとたまりもありません。

高価な買い物を思い切ってやるようでは雀。ヤバい金持ちは買うものがないから高級車買ったり、目の玉が飛び出る寄付をしたりするそうです。

 

③適正な報酬を得る

行った行為に対して、不相応なものをもらうと良いことがないようです。

もともと雀は何も悪いことはしてないんです。

王の体を支え、人助けをしただけなんです。ただ、それに対して不相応な金の王冠をもらったばかりに話が急転直下するんです。

水場や林をもらうこともできたのですが、果たして金の王冠は対価として適当だったのか?

バランス感覚の欠如も破綻の要因の一つになるようです。

 

これから年末でコロナの影響で少ないかもしれませんが、忘年会、新年会、同窓会もあるかもしれませんが、私はうっかり金の話が出たらマウント取りそうでした。

アメリカ株も仮想通貨も調子がいいので・・・

自分の金の冠自慢してトラブっては元も子もないので、十分に気を付けます。

ただ、アメリカ株の話とか通じる相手がその場にいたら楽しいだろうなぁって思います。

ではまた。





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