こ好調なアメリカ株の陰に隠れて、成長を続けているETF
それがVWOです。
何をいまさら感がありますが、ここ最近S&P500と新興国株の比で比較すると、新興国株のほうが上がりが大きい。
8~11年で、アメリカと新興国株で周期的強い弱いが入れ替わっているようです。
実際、11月から大きく値を上げたアメリカ株指数よりもVWOのほうが成績が良かったのです。
当然ながら世界中から注目されており、ETF売り上げ(AUM)では第9位。
ちなみに10位もブラックロックのiシェアーズブランドの新興国株ETF、IEMGで人気の高さが伺われます。
IEMGのほうが分散が少なく、VWOに含まれない韓国にも投資できるようです。気持ちVWOよりも経費率が高いようです。
ベンチマークはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ・インデックス
エマージング・マーケッツが新興国という意味です。
設定されたのは2005年3月、経費率はさすがのバンガード。0.10%!!!まだ下がるかも!!!!!
分配利回りが曲者で、1.85%あるのですが増えたり減ったりで不安定です。
無いよりマシ
組み入れ銘柄は4987。分散効いてます。中国がメインですが。
株価的には57ドルを突破できるかどうか。
これを抜ければレジスタンスするものはありません。
動画ではVTIとの比較もありますが、安定のVTI、爆発力のVWOといった感じです。
月末 | 3ヶ月 | 年初来 | 1年 | 3年 | 5年 | 10年 | 設定来 | |
基準価額(NAV) | 2.93 % | 18.02 % | 2.93 % | 24.97 % | 4.03 % | 13.79 % | 3.72 % | 7.24 % |
市場価格 | 3.05 % | 18.66 % | 3.05 % | 25.82 % | 4.00 % | 13.86 % | 3.77 % | 7.25 % |
ベンチマーク | 3.02 % | 18.40 % | 3.02 % | 24.33 % | 4.07 % | 13.95 % | 3.82 % | — |
組み入れ銘柄はテンセント、アリババ、台湾セミコンダクターなど。バイドゥとかは上位に入ってないようです。
この記事で学べる内容
投資信託組入れ上位銘柄
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|
700:HK騰訊控股[テンセント・ホールディングス] | 53.49 百万 | 3.85 十億 | 5.42 |
BABA:USアリババ・グループ・ホールディング | 16.43 百万 | 3.82 十億 | 5.38 |
2330:TT台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セ | 152.07 百万 | 2.88 十億 | 4.05 |
TSM:US台湾積体電路製造 [TSMC/台湾セ | 14.35 百万 | 1.56 十億 | 2.20 |
3690:HKMeituan | 33.48 百万 | 1.26 十億 | 1.78 |
NPN:SJナスパーズ | 3.93 百万 | 804.84 百万 | 1.13 |
RIL:INリライアンス・インダストリーズ | 29.05 百万 | 790.44 百万 | 1.11 |
JD:USJDドットコム | 7.99 百万 | 702.26 百万 | 0.99 |
2318:HK中国平安保険(集団) [ピンアン・イン | 54.59 百万 | 664.31 百万 | 0.94 |
939:HK中国建設銀行 [チャイナ・コンストラクション | 859.45 百万 | 648.27 百万 | 0.91 |
組み入れ市場はほぼ中国。続いて台湾。振れ幅の大きいインドが続きます。
組入上位の市場構成比率(株式の場合)
2020/12/31 現在
市場 | VWO | ベンチマーク |
---|---|---|
中国 | 42.50 % | 42.90 % |
台湾 | 16.50 % | 16.30 % |
インド | 11.00 % | 11.10 % |
ブラジル | 5.90 % | 6.00 % |
南アフリカ | 4.10 % | 4.10 % |
純資産総額に占める組入上位の市場構成比率は約 80.0 % |
最後に、ブルームバーグの記事で新興国株はすでにピークに達しているという記事もあるようです。
ダンさんがきっぱり否定はしてくれていますが、
新興国株と相関率が高い、銅が値下がりしていること。中国の金融引き締め、ドル相場の安定、アジア株の楽観的な資金流入など気になる点も何個かあるようです。
投資は自己責任、自己判断ですが私は買います。
ポートフォリオがアメリカに偏りすぎてるのが最近気になってきたので、回復の兆しが見えてきたゴールドと新興国株でポートフォリオを調整していきたいと思います。
最後まで見ていただいてありがとうございます。
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